Macbook Pro 15inch (Mid 2015)にmacOS Big Surをインストールする

日付;2021/05/30(日)

自分の持つパソコンの老朽化が進んでいる。Macbook Pro 15 inch (Mid 2015)だってもう6年前、Macbook Pro 13 inch (Early 2011)は10年前、Dell M4800(Windows10/Debian9)はすでにぶっ壊れている。Vaio Pro 11 inch(Windows10)は確か2013か2014年くらいに完全にモバイル重視で買ったものだが、全く問題なく動いている。強いて言えば、SSDの容量が128GBなことくらい。当時はこれにデータを保存することは全く考えていなかったので問題なかった。それ以外は問題ない。これを見ていると、今後も生き残りそうなのはWindows PCとLinux PC。今度新しくパソコンを購入するときは、Windowsのほうが良いかもしれない。あまり頻繁に買い換えたくない。

今、Macbook Pro 15 inch(Mid 2015)にはmacOS High Sierraが入っている。これは昔から使っている色々がソフトが問題なく動くとても良いOSだと思う。しかし、先日論文のSource Dataのためにとんでもなく重いPowerPointファイルを作成しなくてはならず、そのためにOffice 2011からOffice 365に乗り換えたところ、どうしてもそのアップデートを完了できなかったことがあった。どうやらOSのUpgradeが必要だったらしい。それに、他のソフトでもmacOS High Sierraがサポート対象の最古だったりするのをみた。どうも色々と限界が来ているような気がしてならない。そいうことで満を持してmacOS Catalinaまで一気にアップグレードしてみたいと思う。

まずはインストールUSBを作成しないといけない。ここを参考にする。以下が書いてある

sudo /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app/Contents/Resources/createinstallmedia –volume /Volumes/MyVolume
sudo /Applications/Install\ macOS\ Catalina.app/Contents/Resources/createinstallmedia –volume /Volumes/MyVolume
sudo /Applications/Install\ macOS\ Mojave.app/Contents/Resources/createinstallmedia –volume /Volumes/MyVolume
sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia –volume /Volumes/MyVolume

以下でもイケるはず。自分はこっちがいい。

sudo /Applications/”Install macOS Big Sur.app“/Contents/Resources/createinstallmedia –volume /Volumes/MyVolume
sudo /Applications/”Install macOS Catalina.app“/Contents/Resources/createinstallmedia –volume /Volumes/MyVolume
sudo /Applications/”Install macOS Mojave.app“/Contents/Resources/createinstallmedia –volume /Volumes/MyVolume
sudo /Applications/”Install macOS High Sierra.app“/Contents/Resources/createinstallmedia –volume /Volumes/MyVolume

でも、なぜか知らないがBig SurしかインストールUSBが作れなかった。なんでや。今度また試してみよう。上記のappのところに各OSへのリンクを貼っておく。

あれこれ考えるのは面倒くさいので、もう一発でBig Surに行こうと思う。ということで、Macbook Pro 15 inch (Mid 2015) に保存されている必要なデータをバックアップし、クリーンインストール。しかしながら、最新OSというのは全く信頼できない。絶対に致命的バグだの何だのが含まれている。

インターフェイスが以前と全然違うのでびっくりしたが、本質的には全く操作性は変わっていなかった。こんなに同じなら、変に奇をてらうことはせず、重くしないでほしい。無駄。

他のソフトをインストール中、致命的な問題に気づく。なんと、IGOR PRO 6.3.7が動かない….どうやらこれ32ビットだったらしい。IGOR PRO 7から64ビットのソフトが用意されているが、どうも今持っているライセンスはIGOR PRO 7は対象とならないらしい。このソフトはどうしてもカーブフィッティング(特にシグモイド)がRやGnuplotでうまく行かないときにお世話になってきた。多分、ガウスモデルやローレンツモデルでのフィッティングにも簡単に使えて便利だ。これが使えないのは不安になる。

CLC main workbenchは購入時のバージョン7.73が無事にインストールできた。でもこれ、今のバージョンが21.04である。キアゲンのサイトからどうしても古いバージョンのソフトをダウンロードできなかった。8.0.1のインストーラーを保存していたのだが、どうもそれは動かなかった。8.0.1も7.7.3も今となっては大きな違いはなく、実質機能はほとんど変わらなかったと思うのでOKとしようと思う。これもかなり便利なソフトで、DNA/RNA配列の解析全般に使える。はっきり言って表示がわかりやすい。ただし、ハイスループットシークエンサーから得られたデータなどは難しいのではないかと思う。たしかそのためにはGenomic Workbenchとかなんとかが必要だが、Best Practiceみたいなものが一般的に知らている今、そんなソフトは必要か疑問である。結局内部でGATKやらを使っていたりする。

他のソフトも問題なく動く。やっぱり、使っている解析ソフトが全部Windows 10で動くやつばっかりだ。macOSでしか動かないソフトといえば、Reederだ。これ、RSSをチェックするのにすごくいい。他のRSSリーダーが全部ゴミに見える。

なんか、最新じゃあない。11.4って書いてあったぞ。そうか、以前作ったインストールUSB使ったからだ。

もう一つ厄介なことといえば、シェルがデフォルトでzshになってしまったことだ。これは開発者の中で主流なんですか??なんなんですかリンゴのクズども。ということで、デフォルトのシェルをbashに変更する。

sudo chsh -s /bin/bash

このあと、再起動してbashになっているか確認する。

echo $SHELL

これで完了。スッキリした。