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考えたこと

創薬ベンチャーに就職して1か月が経った

日付;2024/2/4(日) 昨年12月で前職場を辞職して、2024年に1月からとある創薬ベンチャー、とは言え、立ち上げて既に数年が経過しているようだが、そこに就職した。そしてこの2月で1か月が経過した。最近になりようやく落ち着いてきたので、その感想と、近い将来にどんな状況になっているのだろうかと、色々と記しておこうと思う。 良いところ 日本のアカデミックの研究姿勢や運営方法に全く同意できなくなり […]

アカデミックから創薬ベンチャーに移った理由

日付;2024/2/4(日) 新しい職場に来て一ヶ月経ち、ようやく落ち着いて来たので、現職と比べて前職に対して思うことや現職に移ろうとした理由なんかを、振り返ってみようと思う。冷静に考えると、やっぱり前職は良くなかったと思う。アメリカから帰ってきて一発目の職場だったけど、アメリカに居る時の不安がそのまま現実になった感じもする。ある意味では良い経験になったと思う。言うても、この経験を役立たせることも […]

ChatGPTを大学や研究所でレポート作成・論文作成・助成金申請に使う前に知っておくべきこと

日付;2023/09/10(日) 最近、どうやらChatGPTが注目されている。GPTはGenerative Pretrained Transformerの略らしい。Wikipediaによれば、2022年11月30日に、OpenAIがChatGPTを公開したらしい。その直後から、Natureとかに記事が載っている。きっとかなりの革新なんだろう。そういうことなので、この記事は科学研究や教育におけるL […]

MDPIやFrontiersは商用誌と同類と考えれば誰も損しない

日付;2023/07/23(日) 先日、FrontiersやMDPIはPubmedやJournal Citation Reportsなどの学術誌レポジトリに登録されており公ではハゲタカジャーナルではないにしても、Peer reviewが学術研究のクオリティーを下げるような論文誌が多くあり、またエディターなどもそのテーマを扱うための適切な専門家ではないなど、やっている行為がもはやハゲタカジャーナルで […]

最近のMDPI は限りなくハゲタカジャーナルだと思う

日付;2023/07/22(土)追記と訂正(誤字脱字てにおは);2023/08/01(火) 先日、Frontiersに良いイメージを持てないというポストをしたが、それを調べている最中にMDPIはハゲタカジャーナルなのかどうかを記載するブログかなんかに沢山行き着いた。 以前から自分もMDPIのジャーナルには絶対投稿したくないし、こんなのに自分の研究結果を投稿することになったらうつ病にでもなりそうだと […]

Frontiersはこれまでのハゲタカジャーナルの定義からは外れそうだが信頼できなそうなので原著論文を出す場合は要注意だと思う

日付;2023/07/08(土) 最近、立て続けにFrontiers in immunologyからレビューの依頼が2つ(5月11日と7月6日)あった。5月の依頼はエディターからのメールに返信することをすっかり忘れてしまった。本当に申し訳ない。やっぱり仕事を後回しするのは、本当に良くないと思う。反省している。7月6日のメールにはちゃんと返信した。依頼のメールに載っているアブストラクトをちゃんと読ん […]

シングルセルRNAシークエンスの外注で日本の科学技術の衰退が半端ではないことを思い知る

日付;2023/02/04(土)追記;2023/02/19(土) 2週間くらい前にシングルセルRNAシークエンス(scRNA-seq)のライブラリ調整を行い、次はサンプルのシークエンスを行わなくてはならない。研究所にシークエンサーは無いので、これを外注する必要がある。基本的には多くの施設で外注だろうと思う。たとえ大学内にシークエンサーを持っている部署があったとしても、なんやかやで外注みたいな形にな […]

どのような発表でも研究のゴールと解析の目的をはっきり言わなければならない

日付;2022/05/31(火) この日、職場でミーティングに参加した。この日の2週間前に、Zoomによるミーティングに参加したが、この職場で開催される対面式のミーティングは、コロナウイルスでオンラインのミーティングになって以来、初めてらしい。その時に率直に思ったことを記しておこうと思う。はっきり言って、ここに書いてあることは何の役にも立たないような気がする。しかし、この日に思ったことと、ここでの […]

修士でアメリカの大学や研究機関に応募・就職する方法

日付;2022/05/29(日) 仕事から電車で帰宅する途中にふと思ったことがある。それは、単にアメリカに活動拠点を置きたいのであれば、修士を取ったタイミングでアメリカに留学出来るということだ。考えてみれば、アメリカの大きな大学で技術員やResearch Associate(RA; 研究助手)として働いている者は多くが修士だし、実際に自分もアメリカでポスドクをやっているときに3人ほどRAと一緒に働 […]

個人的に投稿したくないジャーナルについて

日付;2022/04/28(木) 2022年5月から日本での研究のキャリアを再開する。2022年4月末の時点ではいまいち予測できないが、おそらくこの施設では自分で研究助成金を獲得し、自分の研究は自分の責任でマネージメントすることになるだろうと思う。当然だが、得られた研究結果は、いずれ何らかのジャーナルに投稿することになるだろう。そのときのために、自分の経験から得られた個人的に絶対投稿したくないジャ […]