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考えたこと

  • 2022年5月30日
  • 2025年9月19日

修士でアメリカの大学や研究機関に応募・就職する方法

日付;2022/05/29(日) はじめに 仕事から電車で帰宅する途中にふと思ったことがある。それは、単にアメリカに活動拠点を置きたいのであれば、修士を取ったタイミングでアメリカに留学出来るということだ。考えてみれば、アメリカの大きな大学で技術員やResearch Associate(RA; 研究助手)として働いている者は多くが修士だし、実際に自分もアメリカでポスドクをやっているときに3人ほどRA […]

  • 2022年4月29日
  • 2025年9月20日

個人的に投稿したくないジャーナルについて

日付;2022/04/28(木) 2022年5月から日本での研究のキャリアを再開する。2022年4月末の時点ではいまいち予測できないが、おそらくこの施設では自分で研究助成金を獲得し、自分の研究は自分の責任でマネージメントすることになるだろうと思う。当然だが、得られた研究結果は、いずれ何らかのジャーナルに投稿することになるだろう。そのときのために、自分の経験から得られた個人的に絶対投稿したくないジャ […]

  • 2022年4月17日
  • 2025年9月20日

ポスドクへの信頼と責任の付与と研究の継続性について

日付;2022/04/12 (火) はじめに 先月にアメリカでのポスドクを辞めて日本に戻ってきた。辞める寸前までそれまでに続けて来た研究を続け、(Prinsical Investigator;ボス)と合意したところまで実験を行ってきた。しかし、当然ながら、そんな付け焼き刃的な研究が上手いこと終了するはずもなく、確実に研究を誰かが引き継いで行うか、もしくは最悪の場合、その研究は頓挫するだろう。 ここ […]

  • 2022年3月27日
  • 2025年9月20日

PIの能力と研究室の発展について

日付;2022/03/25(金) はじめに この日は実質的にアメリカでの研究室での最後の仕事の日である。この次の週の3月28日(月)にIDカード、研究室の鍵、白衣、データの入ったハードディスクを研究室に置いて、自分の机をきれいにする必要があるが、28日は昼前には実際の実験がない。 そして、その実質アメリカの研究室での最後の日のミーティングに、ちょっと気になったことがある。それは、PI(Princi […]

  • 2022年3月27日
  • 2025年9月20日

学術論文のピアレビューの方法というか作法

はじめに 自分のような研究者にも年に3から4本くらいインパクトファクターのついた論文のレビュー依頼が来る。しかし、なんか自分があまり大した研究者じゃあないことがバレているような気がしてくるのだが、本当に酷い論文に対するレビュー依頼しか来たことがない。言うても、こんな状態だったとしても、レビューアーの依頼を引き受けた以上はしっかりと仕事をしたいと思っている。 でも、いつも思うのだが、レビューの正しい […]

  • 2022年3月11日
  • 2025年9月20日

アメリカでのポスドク時にやってきたPI(ボス)を納得させる方法

日付;2022/03/12(土) 研究を進めるためにはボスを納得させる必要がある アメリカで所属した研究室のPI(Principal Investigator;自分のボス)はかなりのマイクロマネージメントで、M.D., Ph. D.で、研究について話したことを忘れがちで、サイエンスのセンスが少し欠けたような研究者だったと思う。そしてこの研究室に所属したポスドクの在籍期間は、平均的に非常に短かいとい […]

  • 2022年3月2日
  • 2025年9月20日

アメリカでのポスドクの応募に必要な研究業績や論文数について

日付;2022/03/22(火) 必要な資質は何なんだろうか?? 博士課程のときはアメリカ留学についてはほとんど考えていなかったが、漠然と「自分はもっと良い論文を書かなくては…」と思っていた気がする。博士課程を修了後、かつ、アメリカでのポスドクを経験する前は、自分は「日本でアメリカで通用するまでの論文を書いてからアメリカに留学した方がいい。」とか勝手に思っていた。しかし一度ポスドクとしてアメリカに […]

  • 2022年2月22日
  • 2025年9月20日

ポスドクがすぐ辞める研究室の特徴

日付;2021/04/17(土)改定;2022/02/22(火) はじめに ここでは、これまでの自分の研究キャリアを通して、どんな研究室がダメなのか自分が感じた(感じている)ことを、その様子と、その様子が反映される結果について書いておこうと思う。これは今後自分が所属することになるだろうアカデミックな、もしくはそれに類似したポストの将来を考える上で有用だと思う。まずは研究とは一体どんな行為なのかを述 […]

  • 2022年2月20日
  • 2025年9月20日

ニューヨークで研究(生活)することの欠点

日付;2022/02/19(土) はじめに 以前ニューヨークで研究(生活)することの利点を述べたので、次に個人的に思う欠点も述べておく。 ニューヨークの欠点 NYCの欠点を簡潔に表現するならば、「危い・高い・汚い」であると思う。 危険 基本的にNYCは安全ではない。特にブロンクスでは毎週末に銃撃事件、強盗、刺殺事件が起こる。ブルックリンやクイーンズでもよく起こっている。NYCの自転車のマナーもかな […]

  • 2022年2月20日
  • 2025年9月20日

ニューヨークで研究(生活)することの利点

日付;2022/02/15(火) はじめに 2017年10月から2022年3月までニューヨークでポスドクとして研究した。その経験を元に、研究活動を行うためのニューヨークの土地柄の良いところを記録する。 ニューヨークの利点 自分はNYCは日本よりも50年くらい社会の仕組みが進んでいるのはないかと思う。多人種かつ世界中の様々な人種や文化が集まっており、社会のシステムも最先端で如何せんスピードがある。も […]