2021/04/21(水)
この日、もう勘弁してほしいと思わせてくれることが起きた。
タイトル通り、現ボスが電子天秤をぶっ壊した。これで薬剤の量とかを測っていたので、マジで面倒くさい。特に現所属のラボは、動物実験に使う試薬を、使う分だけその直前に測定してバイアルから採ってから使用する、ということをやっている。この時点で、あれっと思うが。なので、電子天秤が壊れることは結構なダメージである。それに加えて、最近、アメリカ(というか現ラボのあるエリアの物品の流通状態)も良くない。なんと、ディッシュ、プレート、チップなどの製品の多くがバックオーダー(在庫なし・メーカーからの取り寄せもしくは製作中)になっており、一部の製品は8月まで入荷されてこないらしい。そんな中ですこし高価な電子天秤をぶっ壊したため、修理だってどうなることやら…みたいなことになっている。
しかも壊した理由もしょうもない。別のポスドクに動物実験のレクチャーをそのボスが直接やっていて、どうやら何かの薬剤を測定しようしていたらしく、そのときにあるエラーが解消されなかった(はっきり言えば、測定に影響しないようなエラー)ので再起動させたら、そのまま再起動しなくなった、ということだ。測定に影響しないなら、なぜ普通に使わなかった??このせいで、おそらくそのポスドクも実験に大幅に遅れがでてしまっていた。それに、そのポスドクにとってみればそれはタダのレクチャーであり、直接関係ない実験のようだった。そんなんで、なんと全員に被害を被らせたわけだ。しかも最悪なのは、昨日(2021/04/23(金))のミーティングで、まるでそのポスドクがぶっ壊したように言われていた。この人マジなんだろうか。
なぜ自分はそんなに全容を知っているかというと、この電子天秤は自分のベンチと机の真後に置いてあり、そこで正味2日間、ボスがグズグズと電源を引き抜いては再起動を試みていたわけだ。2日間!!暇なのかバカなのかわからない。ゴソゴソと邪魔。不当に散らかすなよ。
このせいで自分は違うビルの共同研究者のラボまで電子天秤を借りに行かなくてはならなくなった。となりのラボでいいじゃあないかとも思うが、なんとそのボスは、他のラボの電子天秤はキャリブレーションされいるのか、ちゃんとした精度があるのかわからないから、使わないということだった。そんなん言ったら、共同研究者のラボだってちゃんとキャリブレーションしているかわからないし、そもそも動物実験に使用する薬剤だって、毎日測定している時点である程度の変動があるのがわからないのだろうか。考えがあまりにも盲目的すぎる。
マジで、そういうところ嫌いである。なにかこう、自分のレベルもそれに丸められてしまいそうである。
自分は絶対にこういうことはしないようにしようと思う。