Nature Portfolioへの投稿というかコントリビューション

日付;2021/07/16(木)

2021/07/15(水)に、Nature Publishing Groupから「よかったらNature Portfolioの”Behind the paper”とか言うカテゴリーのページにアクセプトされた論文に関する話をポスト(投稿)してくれよな」という旨のメールが責任著者の一人から転送されてきた。これ昔からあるのだろうか。初めて聞くが。

Behind the paperというくらいなので、アクセプトされた論文の内容について、内容に触れない程度に本当にざっくりと、それでいて読者の興味をそそるようなことを書くヤツらしい。フォーマットなどは特に決まっておらず「他のポストを見ながら1000ワードくらいで書いてポストしてくれよな」と書いてあった。これ、個人的に一番難しいヤツだと思う。自分にはそんな文才はあるのかどうなのかわからん。他の投稿をみていると、大体500ワードくらいで本文を記載して、残りでリファレンスを入れる、という感じになっている。わりかしちゃんと論文を説明してしまっているポストもあれば、論文にはほとんど触れずに、本当にセンスがあって、いかにもBehind the paperです、みたいなポストもあった。フォーマットが緩いとはいえ、Nature Publication Groupのページに、自分たちの論文や研究についての説明として掲載されてしまうわけなので、適当に書くわけにも行かない。なので結局、真面目に書かないといけなそうだ。でもやっぱりとても面倒で嫌なので、「関係ねぇなら無視しよう」と思って水曜日から放置しておいたのだが、とうとう今日になってうちのボスに見つかってしまった。

で、今日ボスから「あのNature Blogのドラフトは書いたか??」みたいなことを聞かれた。はじめ、「は?こいつマジで何言ってんだ?なんだそのブログって…」と思って全く理解できなかった。その後それがこのNature Portfolioであることがわかり、「なんだよ。クッソ乗り気じゃねえかよ。面倒くせ。」となってしまった。明日の金曜日にミーティングがあるので、そのときにこの話もしようと思っている。

でもこれ、必要ですか??誰が見るんですか???普通にウェブを探していても、こんな記事に行き着いたことないんだが。だからこれまでこのNature Portfolioとかいうサイトの存在もしらなかったわけで。おそらく、この投稿(というか寄稿というかコントリビューション)は任意で、別にPublisherからリクエストが来たところで無視できるような気がする。

そんなんで、あまりやる気がなかったので、その論文の第1稿目のドラフトを流用しておいた。もはや自分が書いた論文の跡形さえないので、大丈夫なはず。あとは簡単なイラストをアップロードするべきなんだろう。これについては、未使用の写真なんかを使っていい感じに仕上げれば良いかと思っている。というか、特定のメカニズムを解明したわけじゃあないので、いい感じのイラストが出来るかどうかはわからん。ボスには「実験のスキームを載せればいいんじゃないすか?」と言っておいた。

まぁ、別に書くのは良いけど、なんか余計な仕事な気がする。それに、うちのボスの悪いところで、あまりうまく行かなかった部分を大幅に誇張しようとしている。この論文でも先日のSABCS2021のアブストでもそうだったのだが、自分が書いた部分は問答無用でガッツリと訂正され、すごく誇張された文章で返ってくる。これ詐欺みたいだからやめてほしいのだが。そのうちこの論文を読んだ誰かから反論のレターでも届きそうで、マジで怖い。