日付；2021/11/22（月）
この時点で、おそらくもう1年も経たないうちに日本に帰国することになるだろう。そういう状況なので、最近よくアメリカでやり残したことはないのかどうか考えているように思う。
[outline]研究業績について
まず、研究についてであるが、コロナウイルスの流行によるロックダウンがあったにも関わらず、研究室の少人数制とボスの性格が幸いして、全くと言っていいほど影響がなく実験することができた。言うても、ロックダウン中の1ヶ月半の自宅待機の影響は小さくはなかったが、いい休日になったし、色々なことをこの時期に学ぶことができたので、むしろ良かったと思う。それに、論文だって第一著者でしっかりと残すことができた。第一著者で論文を書かずして留学を終えるという、言わば大学を卒業できずに中退するようなことにならなくて本当に良かったと思う。大きな学会にも参加できて、アメリカと日本の学会の違いも学ぶことができた。5年以内のJ-1ビザによる研究留学としては悪くない業績でなないだろうかと自負している。留学した当初から、一般的な大学の在籍期間である4年以内には最低でも一本は書かなくてはならないと思っていた。本当ならばあと1本くらい出せそうなものだったが、論文のインパクトが普通より高かったので良しとしようと思う。
その他は….観光。
しかし、なにかすごくもの足りない。研究についてはこれまでと同じようにハングリーな気がするが、今やってる研究を形にするまでにはおそらく半年や１年では足りないだろう。なので、ここが潮時だと思っている。なので、研究が足りないということではないように思う。むしろ、この留学の経験をもとに新しい領域へ侵略したいとまで思っている。
これまで全く何が足りないか気がつくことができなかったが、帰国の可能性が徐々に高くなってきて、やっとそれに気づくことができた。かもしれない。それは、ニューヨークにいるのに、全くと言っていいほど観光をしていない、ということだ。
いつもそうだ。どこかに移動するときに「結局、京都とか満喫してねぇわ。」とか「結局、東京なのに何も遊んでねぇわ。」とか必ず起こる。日本に済んでいて日本国内で移動するならまだ許せるように思うが、これが海外となるとのっぴきならない。「結局、ニューヨークにいたのに、何も観光してねぇわ」とか、本当にクソじゃあないのか。企業の駐在のゴミクズ共や観光を研究と思っているマヌケMDと同じか、それ以上にクソなんじゃあないのか！？。そんなんじゃあ、ニューヨーク市に住んでいて恥ずかしいし、話題にもならないんじゃあないのか！？
ニューヨークで生活してました、という記録や説得力のある証拠がほしい。ということで、残りのアメリカ留学は、ニューヨークで住んでるなら行ったほうが良さそうだというロケーションを回ってみようと思う。歩くだけで良い。「あそこはこんな感じだよ。」とか、「行ったことあるで、なかなか良かったよ。」とか、浅くでいい。それでいい。でも、ゼロはだめ。それでは人間として面白くない。
こういう感じなので、今更GoPro7を買った。安くなってたから。写真だけでいいかなぁとも思ったけど、せっかく利用できるならば利用しないという手はない。
