Seurat v.5をインストールする

日付;2024/04/06(土)

以前はSeuratのversion 4を使っていたけど、それももうversion 5(v.5.0.2)になって数ヶ月がたった。そういうことなので、ここでもバージョン5をインストールしようと思う。version 4との違いとしては、sctransformがデフォルトでv. 2になった(version 4ではgithub経由で別途インストールしなければならなかった。)ことと、複数のファイルをインテグレーションするのが早くなった(自信なし。)ことのように見える。ウェブサイトはここにある。version 4に比べて、随分とインストールが楽になっていた。ここでは、Seurat, version 5をインストールしたときの手順を記録しておこうと思う。

事前にインストール方が良いライブラリ

経験上、インストールしておいたほうが良いライブラリは、devtoolsである。これはinstall_github()を使うために必要である。また、BiocManager()も、可能ならばインストールしても良いかもしれない。あと、seuratのインストール中に吐き出されるログを眺めていて思ったのだが、おそらくC言語のライブラリも必要な気がする。もともと入っているg++とか、それらに加えてcmakeなんかもインストールしておく必要がありそうだった。cmakeのインストールはここに記した

R
install.packages("devtools")

Seurat, v.5 (v. 5.0.2)

では、早速。

R
install.packages("Seurat") # there is no error!

なんとエラーが出ず、一発でインストールが完了してしまった。解析人口が増えてきたため、ソフトウェアの動作も安定してきたのだろうか….色々使ってみて思うのが、結局、seuratは、クラスタリングしたときの各グループ同士の乖離が一番良いし、統計解析も割合しっかりしているので、一番良いからね。

他のライブラリ

インストール手順が書いてあるウェブサイトでは、以下のソフトもインストールしたらいいよって書いてある。なので、それらもインストールしてみることにする。BPCells・presto・glmGamPoi・Signac・seurat-data・seurat-wrappers・azimuthのうち、知っている限りでは、SingacとAzimuth以外はSeuratで使用されるので、ここでインストールしなくても、結局どこかの時点でインストールすることになる。SignacはシングルセルATACシークエンスのデータを解析するためのライブラリで、Azimuthは細胞のタイピングに利用できるライブラリである。自分は、このAzimuth のインストールが出来なかった経験があり、ここで改めてやってみようって感じである。

続きは有料です。