FLASH照射について(その1)
日付;2021/08/20(金) 最近、RSSで論文誌に掲載される研究のタイトルやアブストラクトを拾っていて、度々すごく面白い研究に出くわす。それは放射線治療・放射線生物・放射線化学の分野での研究内容で、FLASHという放射線照射方法についての研究である。 FLASH 通常の放射線治療に利用されるX線の線量率はせいぜい数Gy/minというくらいなのだが、このFLASHという照射方法は、数十とか数百 […]
日付;2021/08/20(金) 最近、RSSで論文誌に掲載される研究のタイトルやアブストラクトを拾っていて、度々すごく面白い研究に出くわす。それは放射線治療・放射線生物・放射線化学の分野での研究内容で、FLASHという放射線照射方法についての研究である。 FLASH 通常の放射線治療に利用されるX線の線量率はせいぜい数Gy/minというくらいなのだが、このFLASHという照射方法は、数十とか数百 […]
日付;2021/08/16(月) アメリカでの研究期間も、残りが最大で1年2ヶ月になった。当初考えていた研究スタイルとだいぶ違うが、無事に第一著者として論文を出版することができ、最低限の成果は得たように思う。次の目標を設定する必要がある。そこで、自分にとって何が重要で、それに対する成果としてどこまで達成したのかを知るために、自分にとっての留学について一度考えてみた。 留学した理由 この留学の当初の […]
日付;2021/07/31(土) 先日Nature Communicationsにアクセプトされた論文の出版日が決まった。ここでは、アクセプトから出版までのプロセスを記録しておく。 2021/07/08(木)アクセプト 一回目の投稿から約1年後、3回の改定を経てアクセプトされた。この投稿の間、レビューアーの一人が不必要に厳しかったり、共同研究者のラボのデータで鍵なく捏造に近いデータを発見してしまっ […]
日付;2021/07/09(金) いちいち日付が前後するが、これはSABCS(San Antonio Breast Cancer Symposium)2021へアブストラクトを投稿したときの感想と、その後の微妙な進捗について。 このシンポジウムは毎年12月にテキサスのサンアントニオで開催されている、乳がん全般に関する国際シンポジウムで、自分は先日アプセプトされた論文のデータの発表のために2019年 […]
日付;2021/07/16(木) 2021/07/15(水)に、Nature Publishing Groupから「よかったらNature Portfolioの”Behind the paper”とか言うカテゴリーのページにアクセプトされた論文に関する話をポスト(投稿)してくれよな」という旨のメールが責任著者の一人から転送されてきた。これ昔からあるのだろうか。初めて聞くが。 Behin […]
日付;2021/07/10(土) この論文投稿で何が問題だったのか、今後の研究、特に論文投稿に向けた準備としてどうすれば良いのか、その教訓のようなことを記録していこうと思う。共同研究の難しさである。 この研究で起こった問題点 1.共同研究者側の共著者の一人が非協力的だった まず、第XX著者と第XXXX著者が改定中(もしかしたら投稿前かも??)に退職しており、連絡を取ることが難しくなった。改定中、こ […]
日付;2021/07/08(木) これまで投稿してきた論文がようやくアクセプトされた。論文誌はNature Communications。1回目の投稿からアクセプトまで、合計で4回も投稿し、約1年も費やしてしまった。そのうちの2回はかなり厳しいレビューアーとのディスカッションだった。そして4回目の投稿では共同研究者側の結果のデータの紛失(データが部分的にしか残っていなかったらしい。詳しくは聞いてい […]