CATEGORY

研究

ポスドクまた辞める

日付;2021/11/01(月) 10月いっぱいで今年の1月に新しく来たポスドクが辞めてしまった。うちのラボのポスドクの在籍期間は疑ってしまうほど短い。一体、4年で何人のポスドクが途中で辞めるのだろうか。自分を除く、ポスドクとして在籍した4人のうち、3人が1年続かなかった。平均半年未満だ。これが起こった場合の共通点として、個人的にすごく胸くそ悪くなることだ。本当に勘弁してほしい。けっこう気まずいし […]

最近うちのラボについて思うこと(その3)論文抄読会がないことの弊害

日付;2021/10/15(金) 大学や生物系の研究室を経験した人ならJournal Club(論文抄読会)を知っていると思う。自分もアメリカに来る前は当然のように行っていたし、学生にも、ラボで発表するときに恥にならないようにしっかりと(かなり厳しかった….)教えた記憶がある。しかし、本当の意味で科学をしていたり、自分で助成金を取らなくてはならなかったりすると日常的に論文を読むことにな […]

最近うちのラボについて思うこと(その2)無頓着と自分勝手ゆえの物品切れ

日付;2021/10/13(水) このラボにいると、マネージメントに関して勉強になることが、本当に多い。 うちのRA(Research Assistant)がこの日、面白いことを言っていた。自分は気づいていたが、一向に改善しないので良いクスリだと思って一週間前から黙っておいたところだ。このRAは、ウェスタンのときに無駄に多くのForteを使う。はっきり言えば、こんな強い発色剤はそんなに頻繁には必要 […]

Reviwerの依頼を受けた

日付;2021/09/17(金) この日、過去に世話になったジャーナルからレビューアーの依頼を受けた。 このジャーナルからのレビューでは、一度もまともな論文に当たったことがない。もしかして、エディターの先生、わざわざそういう原稿を自分に送ってきているのではないだろうか、と思うくらいだ。 いつもそういう感じなので、今回も引き受けるのをかなり迷ってしまった。でも、過去にとても世話になってきた先生がエデ […]

研究留学に関する現時点での考えと残す1年くらいの期間における目標について

日付;2021/08/16(月) アメリカでの研究期間も、残りが最大で1年2ヶ月になった。当初考えていた研究スタイルとだいぶ違うが、無事に第一著者として論文を出版することができ、最低限の成果は得たように思う。次の目標を設定する必要がある。そこで、自分にとって何が重要で、それに対する成果としてどこまで達成したのかを知るために、自分にとっての留学について一度考えてみた。 留学した理由 この留学の当初の […]

論文が出版される

日付;2021/08/03(火) 今日、ようやく論文が出版された。投稿から1年以上かかってしまったが、予想よりも良いジャーナルに掲載されたので良しとしようと思う。自分でも今の所は満足している。しかし、投稿するときはそれで良いと思っていても、実際にレビューを経て掲載された後に後悔した論文誌も過去にあるので、今後についてはなんとも言えない。ちなみにその論文はScientific Reportsである。 […]

論文の出版日が決まる

日付;2021/07/31(土) 先日Nature Communicationsにアクセプトされた論文の出版日が決まった。ここでは、アクセプトから出版までのプロセスを記録しておく。 2021/07/08(木)アクセプト 一回目の投稿から約1年後、3回の改定を経てアクセプトされた。この投稿の間、レビューアーの一人が不必要に厳しかったり、共同研究者のラボのデータで鍵なく捏造に近いデータを発見してしまっ […]

Nature Portfolioへの投稿というかコントリビューション

日付;2021/07/16(木) 2021/07/15(水)に、Nature Publishing Groupから「よかったらNature Portfolioの”Behind the paper”とか言うカテゴリーのページにアクセプトされた論文に関する話をポスト(投稿)してくれよな」という旨のメールが責任著者の一人から転送されてきた。これ昔からあるのだろうか。初めて聞くが。 Behin […]

論文がアクセプトされる(その2)

日付;2021/07/10(土) この論文投稿で何が問題だったのか、今後の研究、特に論文投稿に向けた準備としてどうすれば良いのか、その教訓のようなことを記録していこうと思う。共同研究の難しさである。 この研究で起こった問題点 1.共同研究者側の共著者の一人が非協力的だった まず、第XX著者と第XXXX著者が改定中(もしかしたら投稿前かも??)に退職しており、連絡を取ることが難しくなった。改定中、こ […]

論文がアクセプトされる(その1)

日付;2021/07/08(木) これまで投稿してきた論文がようやくアクセプトされた。論文誌はNature Communications。1回目の投稿からアクセプトまで、合計で4回も投稿し、約1年も費やしてしまった。そのうちの2回はかなり厳しいレビューアーとのディスカッションだった。そして4回目の投稿では共同研究者側の結果のデータの紛失(データが部分的にしか残っていなかったらしい。詳しくは聞いてい […]